蒲生彩華さんから「未来への贈り物」について寄稿をいただきました。

公開日： 2016/02/14 : ブログオーディション, 未来への贈り物, 蒲生彩華

さて、昨年「未来への贈り物２０１５」キャストブログリレー６人目。続いては虹組のカナコ役を演じた蒲生彩華（がもうあやか）さんです。
皆さん快くご協力を頂き心より感謝申し上げます。よろしくお願いいたします。

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こんにちは。
「未来への贈り物 2015」で虹組カナコ役を演じた蒲生彩華です。
「未来への贈り物 2016」のオーディションが開催されるということで、昨年の公演を思い出しながら書かせていただきます。

未来への贈り物の稽古は、今まで出させてもらった舞台の稽古とは全く違ったものでした。
今までの稽古では、まずセリフを完璧に覚えていました。セリフを覚えながら役を掴んでいく、という流れで稽古が進んでいましたが、未来への贈り物は、まずキャスト同士の素の姿を知るところから始まります。
1人1人と話をするので、みんなの性格や好きなことが分かって、初めて会った子ともすぐに仲良くなりました。なので、休憩時間などがすごく楽しかったことを覚えてます。
みんなのことを知れたあとは、自分の役を知っていきます。
台本を何度も何度もじっくり読んで、自分の役の特徴、性格、他の役との関係を知ります。

セリフを喋って練習したりするのではないので、言い方などに気を取られず、自然と役が分かってきます。
やっと台本のセリフを使っての稽古のとき、私は演技中に、セリフをド忘れしてしまいました。そのときに、「カナコとして感じたことを言ってみて」と言われ、カナコだったら…と思った瞬間、台本と意味は変わらない言葉が出てきました。
台本のセリフとは、言葉としては違いましたが、意味が同じだったので演技は自然に進んでいました。
これが、私のカナコの本当の気持ちから出てきた言葉だったのかな、と思います。

それから、小さい子から大きい子まで幅広い年代の子どもたちがたくさんいて、みんなで最高の舞台を創り上げられたときは異常なくらい楽しかったです。それまで長い稽古を頑張ってきた絆を感じました。

稽古では大変なこともたくさんありましたが、それもいい経験になりました。

私は、同じ年代の子がたくさん出演しているジュニアミュージカルは、「未来への贈り物」がほとんど初めての出演で、みんなで力を合わせて長い稽古と本番を作り上げた「仲間」がたくさん出来ました。

本番後には誰かが出演している舞台を観に行ったり、自分の出ている舞台をたくさんの仲間が観に来てくれたり、その時にみんなに逢えること、そんな仲間が出来たことが嬉しかったです。

この経験を活かして、これからも頑張ります！

蒲生彩華

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コメントを頂きありがとうございます。

今までたくさんの舞台出演歴のある彩華さんですが、未来への贈り物の稽古では、今までの商業舞台の稽古とは全く異なる、自分の中から湧き出る自然な演技を体得することが出来たようで、この舞台経験をきっかけに、昨年1年間だけでもブロードウェイミュージカル「秘密の花園」の主演メアリー役の他、劇団四季ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」ルイーザ役、ミュージカル音楽「クリスマスコンサート」などで大活躍の１年でした。