ライオンキングオーディションまでの道のり
みなさんこんにちは。
昨日日曜日、ライオンキング「ヤングシンバ・ヤングナラオーディション」(東京)の予選が開催されました。
15年ものロングランミュージカル。メインの主役二人の子役を決めるオーディションですから、たくさんの子ども達がいつか自分もと夢を描き、目標としているオーディションです。
今回のオーディションにはジュエリーキッズから計10名の子ども達が応募しました。
そして8名の子が書類審査を見事通過し、昨日の予選に参加。
そして5名の男の子女の子が、予選を通過し、最終面接にまでコマを進めました。
上手くできた!という子も、次こそは!という子も、本当によく頑張りました。
審査結果は、郵送で数日後です。。。
昨日は、子ども達の集合から最後の一人が終わる22時まで現場で立ち会いました。
オーディションは、、、本当に緊張します。そして後からどっと疲れます。
自分が受審するのではない分、受審するご家族ごとどんな心境だろうと想像したり、どんな言葉をかけようかと考えたり、声をかけるタイミングをはかったりと、体中がガチガチになるほど固まり、気付いたら「息してなかった」という事もあります。
もちろん実際にオーディションを受ける子ども達、それを見守るご家族の方が数倍疲れますし、緊張の中頑張っているわけですから、
昨日は微力ながら「同士」の気持ちで、同じ想いを共有させていただきました。
オーディションの合否は、時の運です。
必ずしも実力通りの結果にはならないことも多くあります。
演技も歌もダンスもとても上手なのに、たまたま役のイメージに合わなかったり、身長が高すぎたり低すぎたり、組んだパートナーとの相性も関係してきますし、当日の体調や調子にも左右されます。
だからこそオーディションはその子自身に優劣を付けているのではないことを、きちんと子どもに理解させることも大切です。
いつも思うのがオーディションは「実力とタイミングと縁」だということです。
もちろんオーディション合否の大きい部分を握るのは「実力」です。
その実力を上げるために日々子ども達は一生懸命レッスンに励んでいます。
特に今回のシンバナラオーディションは「役のイメージ」の占める割合が大きく、ブロードウェイやディズニー側から、かなり明確に身長や体型、イメージの注文を受けていると言われています。
特に身長と体型は、育ち盛りの子ども達にとっては努力ではカバーしきれない領域です。
主催者側が求めている役のイメージに近いタイミング(身長・体型)で、最高のパフォーマンスを出せる実力を持ち合わせられるかどうか、、、最後の最後はその役との「縁」に左右されると言えます。
そんな中、今回は二人のジュエリーキッズの子ども達をご紹介したいと思います。
この二人は、昨年11月、ジュエリーキッズが開講した直後に入会してくれた、いわばジュエリーキッズ第一期生の男の子、女の子です。
二人とも演技も歌もほぼ初心者、でもミュージカルが大好き!、特にライオンキングが大好きで、「ヤングシンバになりたい!」、「ヤングナラになりたい!」ととても綺麗で、まっすぐな目をした可愛らしい子ども達でした。
それから7か月間、毎週日曜日、演技と歌、そしてダンスに一生懸命レッスンをしました。夢や目標を持って頑張っている子の成長のスピードは本当にすごいです。
特に一心不乱に頑張る姿、目の輝き、そして「なるほど!」と思った瞬間に一気に成長と上達を繰り返す、奇跡の瞬間に何度も出会いました。
ジュエリーキッズの指導方針は、「最高の講師陣」が「正しい指導」で、徹底的に「基礎を固める」こと。そして自分で考えさせる「自主性」を重んじていること。
先生から「こうしなさい!」と言われているだけでは、成長にはすぐに限界が来ます。
最初は真似で良くても、途中からは自分がどう感じるか、どうしたいのかを大切にします。
きっと子ども達にとっては「こうしなさい!」と言われる方が簡単でしょう。
二人も「どうしたらいいんだろう・・」とレッスン中に立ち尽くしていたことがよくありました。
でもそれでも自分で一生懸命考えて「私はこう思う」「私はこうしたい!」と答えを出してここまで前に進んできました。
そうやって日々地道に取り組んで、三歩進んで立ち止まり、時に一歩後退し、時には10歩進むという成長を繰り返してきました。
そんなレッスンの合間に飛び込んできたニュースが、5月のライオンキングオーディションでした。
きっと親御さんや本人たちには「まだ早いのでは・・・」と心配だった事と思います。
でもこうやって突然やってくるのがオーディションです。
そこから、通常のレッスンに加えて特別レッスンを何度も受けて頑張りましたね。
きっと二人は、今回のオーディションに参加した子ども達の中で、正直、一番稽古をした二人だと自負できます。
6か月の間、正しい指導の下、徹底的に基礎を固めてきた二人が、このオーディション決定後、特別レッスンを重ねて予選当日までの期間、ここでも驚異的な成長を果たしました。
地道に積み上げてきた実力、そして夢に向かっての強い意志、ご家族の協力と努力。
そしてその熱意を徹底的にサポートした講師陣。
予選前日の最後の稽古を終えた後、
「やれる事は全てやり尽くした、ここまでやって駄目なら仕方がない」と、ある意味さわやかな達成感を皆が感じました。
そして迎えた昨日の「予選当日」。
生まれて初めて緊張で「なんだか食欲が無い」という経験をした男の子。
前日夜に考えすぎて「知恵熱」を出した女の子。
「晴れの舞台」を意識して、少し大人になった二人。
当日は元気な笑顔で浜松町駅に集合しました。
数か月前に比べて、あきらかに成長した姿がそこにはありました。
夢や目標に向かって全身全霊に努力を重ねることで、たった数か月でも人間的に大きく成長するのだと実感します。
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そして夜8時前、最終面接に呼ばれるゼッケン番号が発表。
見事二人の親御さん共に呼ばれました。
最終面接に呼ばれた約20名強の内、ジュエリーキッズでレッスンを受けた子は2人を含めて、5名が最終面接に。
特にオリジナルメンバーである二人が最終まで残ってくれたことを本当にうれしく思います。
ジュエリーキッズの指導方針の正当性も体現してくれる結果になりました。
そこから約2時間弱の審査。
出てきたときの第一声、「楽しかった悔いなくやり切った!」と満面の笑み。
本当によくやった!と涙目になりました。
あとの結果は時の運です。
果報は寝て待て。待つしかありません。
ジュエリーキッズが大切にしている、正しい指導者から正しい指導を積み重ねることで、初心者からでも最終審査にまで残る実力を身に付けられる。
一番に拍手を送りたいのはなんといっても子ども達。
時に厳しい指導に本当によく頑張りました。
そして一緒に信じてついてきてくれた親御さま。子どもの夢を応援することは綺麗ごとばかりではありません。
もちろん結果は気になりますが、まずは本当におつかれさまでしたと言いたいです。
結果はどうあれ、間違いなく言えることが一つあります。
それは、
子ども達はこの数か月で飛躍的な成長を遂げたこと。
これだけは絶対的に保証できます。
夢に向かって努力すること。結果を恐れず前に進むこと。自分を信じること。仲間を大切に感じること。親に感謝すること。
全てが子ども達の血となり肉となっています。
これからもジュエリーキッズは子ども達の夢の力を精一杯応援します。
これからも頑張れジュエリーキッズたち!
ジュエリーキッズ事務局
http://jw-kids.jp
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