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岩間甲樹くんがブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」に出演決定しました。

みなさんこんにちは。

このたびはジュエリーキッズ会員(JS-P所属生)の岩間 甲樹(いわま こうき)くんがブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」に出演が決定しました。本当におめでとうございます!
甲樹くん、そして保護者様よりオーディション合格者アンケ―ト・体験談の寄稿を頂きましたのでご紹介します。

 

ブロードウェイミュージカル
「キンキーブーツ」
ヤング・チャーリー役
オーディション合格者

岩間甲樹
岩間 甲樹くん(小2)

合格者アンケート・体験談

○この度はオーディション合格おめでとうございます。合格を聞いた時の率直な感想をお聞かせください。
ほっとした…というのが正直な気持ちです。
オーディションが終わってすぐ、お母さんに「120%受かった!」と伝えました。本当に自分でそう直感したからです。でもその自信が…なかなか来ない結果を待つうちに、「やっぱり何か足りないものがあったのではないか」という不安に変わっていきました。
そんなある夜、布団に入りうとうとする僕の耳元で「おめでとう、チャーリー」というお母さんの声が聞こえてきました。僕は、夢かな…と思いながら、そのまま本当に夢の中へ。
翌朝、お母さんがにこにこしながらまたあの台詞を言うのです。「おめでとう、チャーリー」
その時に、「夢じゃなかったんだ!」と合格を実感しました。同時に、お母さんに伝えた自信が間違いじゃなかった…と、ほっとしたのを覚えています。

 

○今回のオーディション前は、どのような準備をしましたか?具体的な意気込みや取り組みがあれば教えてください。
ミュージカルのオーディションは3度目です。初めての時は、課題曲を伴奏で正確に歌うことができず不合格でした。2度目のオーディションの時は、悔いを残したくなかったので、歌、バレエの個人レッスン、タップダンスの特訓をして臨みましたが、残念ながら、希望していた役の審査には年齢のため挑戦ができませんでした。
レッスンの成果を生かせず、がっかりしていた僕の気持ちを察して、占部代表が「甲樹くんに合ったオーデイションを受けてみよう」と言ってくださいました。そのおかげで、気持ちを切り替えて、またミュージカルに向き合うことができました。
せっかく訪れたチャンス…ミュージカルの経験のない僕にとって、目標は「合格」ではありませんでした!今の自分にできる最大限のパフォーマンスをやりきること、それだけです!
そして、そのためには「やはり課題曲をしっかり自分のものにしなくては」と思い、お母さんに頼んで、すぐに歌の個人レッスンを受けられるようにしてもらいました。
もちろん自分でも、もらった楽譜でメロディを確認したり、姉にピアノで伴奏を弾いてもらったりしたのですが、もともと英語の歌詞の歌なので、日本語の歌詞をどのように当てはめて歌うのかが僕にはとても難しかったのです。
滝口先生が指導してくださいました。「ここはのばしてみようか…ここは短く」などと、僕にとてもわかりやすく教えてくださいました。
特に驚いたことがあります。僕が歌っているのを聴いて、「甲樹くんは関西出身?」とおっしゃいました。「せかいいち」という歌詞があったのですが、「ち」をはっきり発音しすぎているということです。この場合、「ち」は無声音で…と教えていただき、その1文字を直しただけで、自分でもびっくりするくらい自然に滑らかに歌うことができました!
レッスンを録音して、繰り返し歌いました。そのうち、自分がその役になりきって歌えるようになりました。
台詞は、チャーリーという男の子の揺れ動く不安な気持ちを表現しようと思い、何度も練習をしました。
これらの準備をしてオーデイションに臨んだので、緊張よりも自信が勝ったと思います。
とても気持ちが良かったです!

 

○今まで「歌舞伎」の作品に数多くご出演されていますが、それらの経験は、今どのように活きているように感じますか?
この6月の歌舞伎で計10度の舞台に立たせていただきました。その中で学んだこと、身についたことは数えきれません。
初舞台は5才。1,800名のお客様の前で、マイクを使わずに台詞を言う。当たり前ですが、そのためには大きな声が必要で、「お腹から声を出す」ということをそのとき初めて知りました。最初のうちは、そうやって台詞を言うこと、教わった通りに正確に動くこと…そんなことで精いっぱいでした.
3度目に出演が決まったのは、博多座での「伊達の十役」という演目です。
その中で「千松」というとても重要な役をいただきました。今までに比べ、台詞も動きも複雑で、それに加え、芝居心を求められました。
忘れられないことがあります。初めて、役者さんからダメ出しをいただいたのです。
「おなかがーすいてもーひもじゅうなーいー」という台詞に込められた千松の強がりを表現することや、鶴千代君を守るためには毒饅頭をも食べなさいと常日頃母に言われている千松がいよいよ死にに行くとき、最後に母の顔を見ながらふすまを閉める、その思いを考えてお芝居すること…など、とても難しかったのですが、一生懸命考えて挑戦して、役者さんにできていたね、とほめていただいた時は本当にうれしいのと同時に、もっともっとお芝居がしたい!という気持ちがあふれてきました。
その後にいただいた全ての役に対しても、舞台の上では100%なりきること、1%も岩間甲樹を出してはいけないということを心に留めて取り組んでいます。
今回、オーデイションに合格したことも、歌舞伎で身につけた役になりきる集中力が生かされたのだと思います。

 

○この1年間で成長したな、強化できたなと思えるポイントは何ですか?
舞台に出るとき、僕が一番難しいなと思うのが、台詞を言っていないときのお芝居です。最初のうちは、自分の台詞を言い終わると無表情になってしまったり、一人だけ違う空間を作ってしまったり、とまどうことが多かったと思います。
その舞台に溶け込むためにはどうしたらよいか考えて自分なりにわかったことは、他の人の台詞をきちんと聞いて、それに対してしっかり反応しようということです。
ある時は、長い長い台詞を悲しい顔で聞いたり、うつむいて涙を流すしぐさをしたり、顔の向きにも気を付けるようにしました。
まだまだ足りないところはたくさんあると思いますが、1年前の自分とくらべたとき、舞台の上で気持ちを切らずにお芝居をやり続けるという点はきっと強化できていると思います。

 

○ジュエリーキッズプロモーション(J-SP)に所属してからの印象的なエピソード等があれば教えてください。
このお仕事をしていて、とても楽しいことのひとつに、友達がたくさんできるということがあります。ジュエリーキッズプロモーションに所属して、いくつかオーデイションを受ける中で、男の子の友達ができたことがとてもうれしいです。
特に、いつもオーデイションが一緒になる友達がいて、その友達のおかげで、オーデイションもそのために一緒に受けたレッスンも一人の時の何倍も楽しく感じました。
そして、CMのオーデイションを一緒に受けたとき、僕は心の中で「一緒にお仕事できますように」と祈っていました。二人とも合格したと聞いた時、本当にうれしくて、撮影がとても待ち遠しかったです。

 

○ジュエリーキッズミュージカルスクールに入会したきっかけはなんでしたか?
舞台のお仕事を目指す中で、様々な踊りを習ってきました。日本舞踊、ヒップホップ、タップダンス、クラシックバレエです。中でも、クラシックバレエは最も強化したいものでした。
ところが、本格的にやるとなるとどうしても発表会というものがついてまわります。発表会に出るとなると、舞台のお仕事ができない…本末転倒になってしまいます。
当時通っていた教室は、発表会がない分、レッスンに物足りなさを感じていました。
そこで、舞台に精通しているしているスクールで、なおかつ、クラシックバレエのクラスが充実しているところはないか…と探したところ、すぐにジュエリーキッズのホームページを見つけました!先生方は劇団四季で数々の舞台に立たれた方と知り、一瞬で入会を決めました。
なぜ、もっと早くジュエリーキッズの存在に気が付かなかったのだろうと後悔したほどです。
その理由はもうひとつあります。まわりに子供向けのジャズダンス教室がなかったので、ヒップホップをやらせていたのですが、やはり、ミュージカルなどを目指すのであれば、まずはジャズダンスをやらせたいという気持ちもあったからです。見ると、「ミュージカルダンス」というレッスンがある…私が、甲樹に習ってほしいと思っていた理想的な形が一度にみつかったのです。
当時、博多座に出演中だったのですが、いてもたってもいられず問い合わせメールを入れると、すぐに折り返しのお電話をくださいました。そういった生徒を受け入れる側の方の熱心さにもとても心を打たれました。(母)

 

○ジュエリーキッズの他のスクールとの違いがあれば感じるまま教えてください
まず思いつくのは、もったいないくらい、先生方が超一流!これまで、ジュエリーキッズで、バレエ、ミュージカルダンス、歌、演技、タップダンスのレッスンを何名かの先生にご指導いただきましたが、どの方にも安心して子供をゆだねることができます。もちろん、指導方法やご自身の持っておられる技術が素晴らしいのは当然ですが、何より、お一人お一人の子供に向き合う真剣なお気持ちが感じられて、いつもうれしく思います。上手になってほしい、成長してほしいと子供に対して思われている気持ちが母親にも伝わります。
偉そうなことを言わせていただくと、今まで6人の子供を育ててくる中で数々の習い事を経験し、数々の指導者の方を見て参りました。この先生には心がない…と思う方も何人もいました。
ジュエリーキッズの先生方にはことごとく「心」を感じます。また、そういうことも含めて超一流だと…そして、そんな先生方が揃われているスクールはとても貴重だと思います。
もうひとつはとてもアットホームで何でも相談しやすい環境にあることです。
突然のオーデイションに対応してレッスンを組んでくださったり、悩んでいることにアドバイスをくださったり、スクールの枠を超えて親身になっていただけるところが、他のスクールにはない素晴らしいところだと思います。(母)

 

○ジュエリーキッズの講師に何か伝えたいことがあればお願いします。
今回キンキーブーツに出演する子役の中で僕が最年少です。6年生や中学生のお兄さんに混じって頑張っています。最初は少し不安でしたが、初めての立ち稽古で、僕のお芝居が終わった瞬間、まわりの皆さんが歓声と拍手をくれました。もし、僕がこの一年間、ジュエリーキッズで色々なレッスンをしてこなかったら、もっと自信がなくてそんなふうにはできなかったと思います。僕の中には、「僕は、ミュージカルのすごい先生たちに習ってるんだぞ」という自信と安心があります。
オーデイションに受かって舞台に立てるのはうれしいのですが、本当は、ジュエリーキッズのレッスンにあまり行かれなくて、先生方に会えないので少し寂しい気持ちもあります。
でも、ジュエリーキッズの代表として先生方から教わった発声、演技、歌、バレエ、ダンスをいかして、しっかりできるよう頑張ります!応援してください!
そして、舞台がいったん終わったら、また次のステップにむけて、たくさんのことを僕に教えてください!お願いいたします!

 

○今までオーディションに不合格になったり、気分が落ち込んだりした時にはどのように考えて次のレッスンやオーディションに臨みましたか。
オーデイションを受けるときの目標を「合格」することにはしていません。先にも言いましたが、自分が今できるすべてを出しきるのがオーデイションでの目標です。だから、「不合格」だったことはあまり気になりませんが、緊張して力を出し切れなかったときや練習不足で課題をマスターできないまま望んでしまったときなどは本当に落ち込みます。
その気持ちをまた前向きにするには、だめだった自分から目をそらさず、また練習をするしかありません。
「練習はうそをつかない」…この一言です。

 

○最後に、ミュージカルの舞台やオーディションを目指している子ども達に、何かアドバイスがあればお願いいたします。
ミュージカルのお仕事は初めてなので、むしろアドバイスをいただきたいし、経験者の皆さんに伺いたいことがたくさんあるくらいです…。

オーデイションに関して言えば、アドバイスといえるかわかりませんが、私がいつも心に置いている言葉があります。

「目標がその日その日を支配する」、

これは、甲子園という高校球児ならだれもが夢見る舞台をめざすある指導者の方の言葉です。
つまり、遠い未来のことであっても、目標をしっかり決めることで、それまでの1日1日の過ごし方が変わってくる…ということです。

どんなことでもよいので、目指すことをはっきり決めて毎日を大切にすごすことをお勧めします…。(母)

 

DSC_0182

歌舞伎座公演に出演中の岩間甲樹くん

 

※本アンケートはご本人・ご家族・関係者の承諾を頂き掲載しています。

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以上の通りです。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」の公演情報は以下の通りです。
現在は新国立劇場公演、オリックス劇場公演は完売となっておりますが、凱旋公演については販売中です。
よろしければぜひご観劇ください。

東京公演:7月21日(木)~8月6日(土) 新国立劇場中劇場 【完売】
大阪公演:8月13日(土)~8月22日(月) オリックス劇場 【完売】
凱旋公演:8月28日(日)~9月4日(日) 東急シアターオーブ【販売中】

子役出演予定はコチラ
http://blog.fujitv.co.jp/kinkyboots/E20160623001.html

キンキーブーツ公式HP
http://www.kinkyboots.jp/home/

 

ジュエリーキッズ広報室
http://jw-kids.jp

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