ミュージカル「未来への贈り物」オーディションの様子

公開日： 2014/12/22 : 最終更新日：2014/12/23 ブログオーディション, 子供ミュージカル, 未来への贈り物

みなさんこんにちは。

先日、ミュージカル「未来への贈り物」のジュニアキャストオーディションが開催されました。

書類審査を通過した候補者の皆さんにお集まりいただき、計４班に分かれてのダンス、歌、演技審査です。

多くのオーディションでは、「一つの審査に通過しないと次の審査がない」というものが多いですが、候補者の中には「歌は得意なんだけど、ダンスが苦手で、、」といった子が、最初のダンスの審査を通過できずに得意の歌を披露できずに終わってしまうといったことがよく起こってしまいます。それがオーディションというものなのですが、その結果その子の素晴らしい才能を見ることが出来ないのは候補者も審査する側も残念でならない。。。

ということで今回のオーディションは、とにかく参加者全員に「ダンス」「歌」「演技」すべての審査を受けてもらうことにしました。
人によって得意・不得意があるのは自然なことです。とにかく自分が一番見てほしい部分、得意な部分を目をキラキラ輝かせて見せてほしい。そして少し苦手のジャンルについては精一杯頑張る姿を見せてほしい、想いをいっぱいにして表現してほしい。

審査をさせていただく側も、出来る限り候補者の長所や得意分野、個性、エネルギーに着目して審査するように心がけました。候補者の皆さんの情熱は本当に素晴らしく、審査員もそれに応えるだけの集中力と感性で一生懸命審査をしました。計７時間におよぶオーディション。参加者の皆さん本当にお疲れさまでした。

オーディションである限り必ず結果が出ます。

今回残念ながらだった方は、どうか次の機会にぜひまたチャレンジしてください。オーディションは技術的な優劣を競う競技会ではありません。素晴らしい才能と表現力があったとしても、たまたまその個性と才能を活かせる役がない場合や、たまたまより適性のある子がいてしまい、上手であるにもかかわらず不合格ということも現実としてあります。意外と思われるかもしれませんが審査員は受審者一人一人のことを本当によく覚えているものです。熱意と情熱はしっかり受け止めました。次回にまた成長したあなたにお会いできるのを心から楽しみにしています！

今回のオーディションで合格をした皆さん、本当におめでとうございます。
オーディションにチャレンジし、これから一緒に作品を創っていくご縁をいただきましたこと本当に嬉しく感謝申し上げます。今回出演するメンバーでどんなミュージカルに仕上がっていくのかとてもワクワクしています。
ぜひ素晴らしいミュージカル作品を一緒に創っていきましょう。これからの稽古でご一緒できることを楽しみにしています。

今回出演が叶わなかった方の想いをしっかり自分の力に変えて気持ちを込めて稽古に入ってくださいね。人の想いや期待を受け止めて自分の力に変えていく、そうやってより一層感受性豊かな素敵な女優さん俳優さんになっていくのです。