脚本・作詞・演出　横山清崇さんより「未来への贈り物」について寄稿をいただきました。

公開日： 2016/02/25 : ブログオーディション, 未来への贈り物, 横山清崇

皆さまに長くお付き合いをいただいてきたミュージカル「未来への贈り物」ブログリレーのラストを飾るのは、この作品の生みの親、
脚本・作詞・演出の横山清崇さんです。よろしくお願いいたします。

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皆さん、こんにちは。
ミュージカル「未来への贈り物」脚本・作詞・演出を担当しています、横山清崇です。

この作品は、今年の夏に三回目の上演をすることになりました。
これも全て、今まで出演して下さった方、ご覧下さった方、製作を支えて下さった方など多くの人たちのおかげです。

初演の時、出演したメンバーのほとんどは、ミュージカルの舞台に出ること自体初めてでした。オリジナル作品を創るにあたって「どんな作品にしようか？」とアイディアを練っていた時、僕が一番に考えていたことは「作品創りを通して参加してくれた人たちに何を感じてもらえたら良いか？」ということでした。ミュージカルと言っても、色々なお話がありますが、僕が特に参考にしたのは以前に在籍していた劇団四季で上演されているファミリーミュージカルでした。そこには、人として生きていく上で大切にしたいことがメッセージとして込められていて、僕自身、そういう作品に出演したり、演出助手をする中で多くのことを学びました。ですから、初めて出演するジュニアキャストの皆さんに、ミュージカル創りの楽しさや大変さだけではなく、作品にこめたメッセージについても考える機会になってくれたらいいなと思い、物語を創りました。「人を思いやる心」の大切さをこれからの未来を担う皆さんに感じてもらいたい、というのが僕の願いでした。

これまでの二回の上演では、本当に僕自身が深い感銘を受けました。ジュニアキャストメンバーが本当に感じ、想いをこめて言葉を語ってくれると、とても大人の俳優たちでは真似のできないような感動が生まれます。そういう瞬間に何度も立ち会うことができたことは、幸せ以外の何者でもありません。
また、昨年の再演の際には、本当に多くの人たちがオーディションに参加してくれたのですが、その新しい出会いから新しい発想が生まれ、作品を大きく進化させることが出来るキッカケとなりました。これもとても印象深いことでした。
僕は、今回の上演でも、きっとまた作品が進化することになるだろうと予想しています。二度目、三度目の出演になる人たちはみんなそれぞれ成長していますので、今まで以上の想いを込めてくれるでしょうし、今回新しく参加してくれる人たちも、また新しい風を運んできてくれるに違いないからです。だから、今から夏の上演が楽しみでなりません。

そして、今回の上演をこの作品にとっての一つの区切りにしたいと思っています。多くの人たちによって育ててもらった作品を、さらに一回りも二回りも成長させ、集大成として上演したいなと考えています。どうぞ、ご期待下さい。

ミュージカル「未来への贈り物」
脚本・作詞・演出
横山清崇

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ありがとうございました！

約２年前、当時ジュエリーキッズのレッスン生のために書き下ろしていただいたミュージカル「未来への贈り物」。愛の溢れる脚本、素晴らしい楽曲に彩られてご好評を頂きました。
そして一般公演としてジュニアキャストオーディションを開催して上演した昨年の２回目。シーンや音楽、歌唱、そしてダンスシーンが大きくスケールアップし、ジュニアミュージカルとして大きくステップアップしました。そしてその集大成となる今回の３回目。きっとまた全ての面において大きく進化した作品となるでしょう。

未来への贈り物はこの３回目で一つの区切りを迎えます。スタッフ一同、渾身の力を込めて良い作品になるように、お客さまに喜んでいただける作品になるように、そして出演するジュニアキャスト達が最高の成長と本番後に笑顔と感動に溢れるように、努力をしていく所存です。　皆さまとご一緒できることを心より楽しみにしています。