『サウンドオブミュージックを観に行きました』

先日、劇団四季の『サウンドオブミュージック』を観に行きました。

ミュージカルの最高傑作は「ウエストサイドストーリー」とこの「サウンドオブミュージック」と言われています。

「エーデルワイス」や、「私のお気に入り」「ドレミの歌」など、多くの名曲がこのサウンドオブミュージックで生まれ、今も風化することなく子ども達にそして大人にも愛されています。

観に行った一番の目的は、トラップ一家の子役たちの活躍ぶりを肌で感じるためです。

７人の子役のうち、６人がこの役のためにオーディションで集まった６～１２歳の子どもたちです。
グレーテルが６～７歳、マルタ７～９歳、ブリギッタ８～９歳、クルト１０～１２歳、ルイーザ１０～１２歳、フリードリッヒ１１～１２歳。

みんなとーってもキラキラな子どもたちです。
劇団四季的に言えば、「子役を演じるプロの俳優さん女優さん」です。

ジュエリーキッズの子ども達の夢や目標も様々ですが、多くの子ども達がライオンキングやサウンドオブミュージックに出たいという希望を持っています。

ジュエリーキッズの目標は、子役養成所を目指すことではありません。

子どもたち一人一人の感性を養い、その子しか持っていない才能を開花し、そしてその才能をきちんと表現できる子に育てていくことにあります。

これを正しく実践していけば、「結果」として素晴らしい個性を持った子役たちが生まれてくれると確信もしています。

一番いけないのは、「子役のような子どもを育ててしまうこと」です。

「純粋で素直な子どもらしさ」が無ければ子役としての魅力はありません。
体の小さい大人の役者さんが代役をする方がよっぽど歌もダンスもお芝居も上手にできるのですから。。。

大切なのはその子しか持っていない子どもらしさ。素直で純粋な姿こそが唯一無二のその子の魅力なのです。

その「子どもらしさ」を大切にしつつ、歌、お芝居、ダンスの基礎トレーニングをすることが大切なのです。

サウンドオブミュージックの子役たちを見て分かること。

まずは、子ども達はみんな屈託のない素直な笑顔です。
舞台の本番中でも喜ぶシーンでは演技ではなく本心から喜んでいます。
悲しむシーン、怖がるシーンでも本心から喜怒哀楽を出している。

子供の本心から出る喜怒哀楽に勝てる大人の俳優さん女優さんはいません。

そして、みんなリズムに合わせてきびきびと動けます。先日のブログでも、出演中の子役２４人中なんと２１人が小さい頃からジャズダンスをやっていたことからも、論より証拠です。

特に、演目中の「ドレミの歌」と「さよなら　またね」は子役一人一人リズムに合わせて違った振りを正確に表現し、配置と役割を強く意識する必要があり、ジャズダンスの要素が不可欠です。

また同時に、正しい発声を訓練していることが分かります。

小さい声でもきちんと客席の一番後ろまで届く声、ワイヤレスマイクがありますが、どんなに大きな声でもマイクに乗らない声もありますし、小さな声でもきちんとマイクに乗る声というものがあります。

これは母音法、正しい発声、強く意識してとった息でセリフを言うという訓練に裏打ちされた技術です。

そしてきちんとはずさずにハモルという歌唱技術。
学校でやるような合唱だと、自分が間違った音程で歌っていても気付かないことがありますが、正しい訓練を受けることで自分で出したい音程が出せるようになり、音程の違いを理解できる「音感」が養われていることが分かります。

サウンドオブミュージック
演出面や表現力はもっと良くなると感じましたが、これだけのハイレベルの子役たちで舞台を創り上げ、観ている子ども達に夢を与え続けている劇団四季は素晴らしいと思います。

ジュエリーキッズが子どもたちに授けたい力。

自分の想いをきちんと相手に正しく届ける力。
自分の身体を思い通りに動かして表現する力。
出来ないことがあってもあきらめずに立ち向かう力。

ジュエリーキッズはこれからも講師陣一同、「心に響く体験」を通して、子ども達の可能性を最大限開花するよう頑張ります。

そしてたくさんの子ども達の夢と目標の実現の為に力を注いでいきます。

ジュエリーキッズ
http://jw-kids.jp