「未来への贈り物２０１６」顔合わせ

公開日： 2016/05/30 : 最終更新日：2016/05/31 ブログ未来への贈り物, 顔合わせ

昨日、ミュージカル「未来への贈り物２０１６」の顔合わせ・初回稽古がありました。

ジュニアキャスト５４名（ダブルキャスト）、大人キャスト１１名（シングルキャスト）、スタッフ２５名、総勢９０名のカンパニーで今年の夏、たくさんのお客様に感動をお届けできるように一生懸命稽古をしていきます。

開始までの時間、ジュニアキャスト達は興味津々で今年の台本に目を通していました。今年の脚本は昨年からさらにパワーアップして、追加シーンや新曲、新役も複数追加され、計１００ページに及ぶ２幕構成のストーリーで一層奥行きのある感動のストーリーになりました。台本に目を通しながら所々で「おーすごい！」という感嘆の声が上がっていました。

そして顔合わせ前の冒頭には「稽古参加の心得」をお話しました。

稽古参加時の基本ルールについては、カンパニーメンバー全員で共通の価値観を醸成するために毎回必ずお話しています。

ルールの説明は正直とても難しいです。

それは、ルールを決めてしまうとそのルールに縛られて子ども達の色彩豊かな個性や感性が消えてしまう場合があること。また逆に「そのルールさえ守っていればいい」という消極的な一面が顔を出してしまうこともあります。なのでこの説明には毎回とても神経を使います。

ルールなんて本当は無い方が良くて、ジュニアキャスト一人一人が意識を高く持ち、尊重し合う環境がベストですが、子ども達にとってはまずは良識を知ること、一つ一つのルールの理由を知ること、学ぶことも大切ということであえてこの説明をしています。これを頭の片隅に置きながら、みんなで注意をし合って意識をし合って気持ちよく毎回の稽古が出来るカンパニーを目指していきたいですね。稽古場はみんなで創り上げる場所です。

そしてその後は、いよいよクリエイティブスタッフ、大人キャストも交えての顔合わせです。

本当にお忙しい中、たくさんのスタッフ、大人キャストの皆さんにお越しいただき一人ずつご挨拶をいただきました。厳粛な雰囲気の中で皆さんから頼もしい抱負を聞くことが出来、今から夏の本番が本当に楽しみになりました。そしてジュニアキャストからも一言ずつ、笑いあり感心ありみんなとてもしっかりとご挨拶していて素晴らしかったです。

小休憩をはさんで早速ジュニアキャストだけのワークショップ的なレクリエーションで稽古スタート。
驚くほどみんな針を振り切ってくれるので一瞬で全員が仲良くなり、これからいいチームワークで作品を紡いでいってくれそうで今からとてもワクワクします。